こんにちは
この3年間コロナに振り回されっぱなしで、仕事の流れも随分と変わりました。
我々縫製工場は、最低賃金で働く外国人技能実習生で保っている業界です。
2020年初頭よりコロナウイルスが蔓延し、外国人技能実習生の入国もストップし協力工場さんの人材も毎年減ってきました。
今春より協力工場さんの約8割が仕事を受けなくなり、社内は常に3か月先まで仕事が一杯でも売上は減る一方です。
その上昨今の円安で、アパレルメーカーさんも海外での生産が厳しくなり、国内工場への回帰が進んでいます。
しかしながら2021年度衣服のうち、輸入品の割合は98.2%(繊研新聞6月16日)日本国内生産量は僅か1.8%です。
そんな国内縫製市場に急に転換できるはずもありません。
私ども河村センイも、約30年前から縫製工場は減ると危惧しておりました。
少しづつ人を増やしたりしたものの、給料の安さから日本人は定着せず、縁の下の力持ちは高齢者と外国人です。
私の尊敬する柳井さん率いるユニクロさんも、単価の維持は限界で値上げされるようです。
そろそろアパレル業界全体で考え、我々工場も本気で付き合いのできるメーカーさんと持続可能な職種になるよう考えていきたいです。